お片づけプレゼント企画(リビング・ダイニング編)

──こんにちは。年始より年末が好きな哲学猫です。
参考記事
子育て中のママさんは何かと忙しいもの。そこで、そんな忙しいママさんに“お片付け”をプレゼントして家族みんながハッピーに、という今回の応援企画。
前回に引き続き、整理収納アドバイザー MotherJAM 上野景子さんを中心に、なんと今回は、前回お宅を片付けた5歳さんがお片付けのアシスタントに!
【新春🎍お片づけプレゼント企画🎁】
— 5歳(嫁公認アカウント) (@meer_kato) January 5, 2019
子育て中で部屋を片付けても、片付けてもおもちゃで散らかしてしまって、いつしか片付ける気力もなくなってしまったという方にお片づけをプレゼントします!!部屋の状態は心の状態!!
2019年をスッキリとした気持ちで始めませんか?
↓↓↓詳細はこちらです pic.twitter.com/GCD4ORkrV2
もはや1月も半ばが過ぎた今が新春かどうかはさておき、今回の企画に当選したコバヤシさん一家はパパ、ママ、長男(4歳)、次男(1歳)の4人家族。お片付け場所の希望は、家の中心である2階リビング・ダイニングとのこと。ダイニングでは、在宅ワークをしているママがパソコンも使います。
まずは事前のヒアリングをもとに、現場を確認しつつ打ち合わせを行います。
現場でのヒアリング

リビング・ダイニングに関して悩んでいることはありますか?
シンプルでスッキリと、生活感を減らしたいです。あとオシャレだと思ってリビングに置いた棚の圧迫感も気になっています。
広い家具屋さんで見た印象と部屋に入れたときの印象が変わってしまうのは、ありがちですね。ちゃんと計測しましたか?
計ってないです。見た目が気に入って(笑)。
……(苦笑)。
怖い...…。
大丈夫ですよ!
この空気、まだマシな方です。『お片付けの鬼』なので。
他にお悩みはありますか?
おもちゃが片付かないんです。片付けても片付けても散らかるんです。

わかりました。ちゃんとお子様が自分でおもちゃを戻せるようにしましょう。今日の流れとしてはまず『いるものといらないものに分類』します。次に『いるものを使いやすいように分類』します。最後に『収納』です。収納する際にものを片付ける場所を決めて行きます。
よろしくお願いします。
そして、生活スタイルを確認し動線を考慮しつつ、家全体を無駄なく使うことを考ましょう。
さきほど1階を見せていただきましたが、1階は、書庫兼衣装部屋という使い方をされているようですが……。
はい。そうです。

なんでダイニングの椅子にコートがかかってるんですか?
えっ?
出かけるときも帰ってきたときも、外で使うモノは玄関の近くにあったほうがいいと思います。
たしかに。
我が家も同じような間取りですが、コートは1階を定位置にしています。
でも、お子様が小さいので、メインであるリビングで支度をした方が効率的な場合もあるので、お子様のコートだけは、2階に収納できるよう考えてみましょう。
あと、リビングの椅子にコートをかけると“実家感”が出ます。
実家感(笑)。
まず、奥様はダイニング後ろの書類や仕事関係のものを、旦那様は、おもちゃの分類をお子様と一緒にお願いします。上のお子様は4歳ですよね。もういるものといらないものは分かります。分類ができれば片付け場所も自分で考えて分かるようになります(きっぱり)。
ダイニング兼仕事スペース
まず、全部出して、いるものといらないものを分けましょう。
書類スペースに入っていたこの小さい土鍋なんですか?

独身時代に使っていた独り用の鍋なんです。
今は何人家族ですか?
4人です。
と、いうことは?
使ってないです。捨てます…

ファイルボックスの無印良品のシール貼ったままですが、意味があるんですか?

いや、いつか剥がそうと……。
それは買ったときですよね。もしくは今です(笑)。
私の感覚だと、ユニクロのサイズのシールを貼ったまま着ているようなものです(笑)。
恥ずかしい(苦笑)。
レシピのスクラップが出てきましたがどうしますか?
ノートに貼ったりしますか?
……。
ママさんフリーズしちゃったじゃないですか(笑)!
なんて答えたらいいのか、分からなくなって……。
とにかく、捨てます(笑)。
ご自分がどうしたいかを考えてください(笑)。
必要なら無理に手放さなくていいんですよ。
(そっちが正解だったのかという顔を一瞬する)
いや、捨てます(笑)。
いいですね(笑)。話が早い。
この書類スペースの新聞紙は資料か何かですか?
いえ、いざというときに新聞紙があると便利かなと思って取っていました。
新聞紙ってなにかと使えますよね。でも日付が3年前ということは、いざというときがその間なかったという……。
なかったみたいです(笑)。
捨てましょう(笑)。

いるものだけをどんどんテーブルの上に出していってますけど、本当に片付くんですか?
大丈夫です。モノの量はそれほど多くないと思います。
リビングのお片付け

一旦、全部だして、いるものといらないものを分けていきましょう。ちなみにこういう作品系は、飾って、終わったら、写真を撮ってさようならをすればいいんですよ。
私の受け売りですね(笑)。
人の成長をディスる人いないですよ(笑)!
成長は褒めて下さい(笑)!
上の子のおもちゃは電車がメインですね。
プラレールがこんなに! 他の電車もある!
電車関係が多すぎて困っているんですよ。
では、プラレールとその他の電車と分けましょう。
プラレールで遊ぶときはプラレール、他の電車で遊ぶときは他の電車というように、一緒に出す必要はないと思います。そのほうが遊びやすいし、片付けやすいですよね。
なるほど、電車で分けるだけじゃなくて、もう一段階分けるともっと使いやすくなりますね。下の子のおもちゃは分類しづらいんですけど。
それほど量が多くないので、このままでいいでしょう。今使わなくても、これから興味をもったりする場合もありますから。
おむつの袋、そのまま使っているんですね。
えっと、はい。
おむつの袋を? そのまま? 入れ替えたりせず?
なんとなく.....
おむつの袋はおもいっきり、生活感でますよね?
……はい(笑)。
──プラレールが大好きな長男くん、見事にいるいらないを分別してくれました。プラレールの袋も宝物です。

大人から見たらただの袋でも、本人にとって大事なモノなら、その意識を尊重するべきなんです。そうする事で、自分のモノに責任を持てるようにもなります。

ねえ。もうプラレール出していい?
──『お片付けが終わりました』って写真を撮ってからにしようか(笑)。
大人の事情(笑)!
棚とTV台のホコリが気になるので掃除機かけますね。

さすが『ホコリ王子』。
「ホコリが大好き」みたいな言い方やめて下さい。嫌いですから。
うわ! のし袋が出てきましたよ! お金入ってるじゃないですか!!
あ、引っ越し祝いだ! 全然忘れてた!
お片付けをするとお金がでてくることは、意外とありますよ(笑)。
さてリビングの方は整理と分類が終わりました。棚の圧迫感が気になるということなので、少しレイアウトを変更します。そして収納です。
ダイニングの収納

書類の山を前にせっせと分類するママ。テーブルが見えてきて、笑顔が戻ってきました。
ところで、紙袋が多いですね。こんなに使いますか?
本を貸し借りしたりするのに使ったりします。
こんなに?
いや、こんなには(苦笑)。
そもそも書庫が1階なので、本の貸し借りなら紙袋は1階でいいですよね。
はい(苦笑)。
完全に刑事(デカ)じゃないですか。取り調べですよ(笑)。
あと立派な保冷袋ですけど、使用頻度はどれくらいですか?
バーベキューで使います。冷蔵庫から食材を入れて持っていく用です。
年に数回ですよね(笑)? 置き場所はここでいいのでしょうか?
笑顔で圧が(笑)。
アウトドア用品のグループですよね。
ですね(笑)。一階に置きます。
では、分類した書類関係を収納していきましょう。リビングにあった3段ボックスはこちらで使います。
本当に全部収まった! というか、まだスペースがある(笑)。
ブランケットは使っていますか? では、椅子にかけず、ここに(空いているスペース)を定位置にしましょう。というのもスペースがあると『とりあえず置いておく場所』になってしまうんです。で、そこから散らかってしまう(笑)。
あー(笑)。置きたくなります。『スペース』はつくらないほうがいいんですね。
お片付け完了
さて、収納も終わりました。全体を見ていきましょう。
圧迫感のあった棚は、2つに分け、横置きにしました。中身は服とおもちゃに分けています。この方が、ダイニングでママが仕事をしながらでも、子どもの様子を見やすいというのと、コンセントの位置の関係ですね。おむつのストックは1階に置きました。いかがでしょうか。
すごいです! 棚の圧迫感が全然ない。
生活感の原因はおむつの袋だったんですね。
──では、まとめて、ビフォーとアフターを見ていきましょう。

リビング ビフォー

リビング アフター

ダイイング&仕事スペース ビフォー

ダイイング&仕事スペース アフター
引っ越し以来ずっとなんとかしようと思いつつ、先延ばしにして今日まできてしまったんですけど、今回はいいきっかけになりました。思い切って整理しようと背中を押してもらえたのと、分類も上野さんのサポートがなかったら自分ではできなかったと思います。色んな片付けのノウハウも教えてもらったので、この状態をキープしつつ、他の部屋も片付けていきたいと思います! 今回の企画に応募して本当に良かったです! ママ友にも紹介したいです!
紹介割引もありますのでぜひ(笑)!
──ちなみに、前回5歳さんの家を整理収納したときは、ニトリに収納用品を買いにいきましたが、今回はすべて自宅にあるモノを使いました。

片付けって本当にスゴイんですね!!
本当にありがとうございました。
今回も、ご協力いただいたのは、整理収納アドバイザー MotherJAM 上野景子さんでした。ありがとうございました。
──ちなみに、後日談ですが、お片付けした状態をキープしているそうで、おもちゃが片付けられなかった4歳の長男くんも、片付ける場所がきちんと分かったようで、パパさんが少し促すだけで、きちんと片付けられるようになったそうです! 素晴らしい!!
〈文・哲学猫〉
5歳(嫁公認)さん宅をお片付けする(リビング黎明編)

ネットに氾濫する”盛り”より悪質な行為
2018年12月末 とある画像を見た哲学猫。

こ、これはあやしい……。
東京近郊の新築マンションのインターフォンを鳴らして出てきたのは、アルファツイッタラー5歳(嫁公認)さんである。

やあ、猫さん。どうしたの?
先日、オンラインサロンにこちらの画像2点をあげてましたね。


はい……。
この画像を見て、ピンときました。5歳さん“ハジいて※”ますね。中を調査します!
※ハジく ネットにあげた画像上、一見整って見えるが、実はそのフレーム外にモノを押し出し、周囲は散らかり放題という意味。哲学猫語。
あ、ちょっとまってくださいよ!


クリスマスは終わってますけど、まだ数日。許容範囲としよう。
リビングは……。
ぐわー!


げげげー!!


すごい散らかりようですね(画像は自主規制)!
思った以上にハジいてますね。
玄関はクリスマスでリビングはハロウィン……、あ、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの世界観ですね。
だれがティム・バートンだよ(笑)。
実は、片付ける暇がなくて、こんな状況に…。新築のここに引っ越してきて、夢のおしゃれ生活が始まると思ってたんですけど……。
正直、もうどうしたらいいか分からない状況なんですよ。
ご飯、どこで食べてるんですか?
ダイニングテーブルの空いている部分です。
どこも空いてないじゃないですか。

……。
お片付けのプロにお片付けを教えてもらう
と、いうわけで、今日は、この方を呼んでおります! ”整理収納の鬼”の異名を持つ整理収納アドバイザーMotherJAMの上野景子さんです。お願いします。
お、鬼……?

こんにちは。整理収納アドバイザーの上野と申します。今日はよろしくおねがいします。
よろしくお願いします。なんだこの流れ……。
モノは無意識のうちにも勝手に増えていきますが、意識して手放さないと勝手には減ってはいきません。その差が片付かない基本的な原因です。
私がアドバイスしている『整理収納』とは、無駄なモノを省く作業です。
家と心と身体は密接につながっています。部屋が散らかっているという事は、5歳さんの頭の中も散らかっていらっしゃるということです。
今回は、【空間】【時間】【お金】【導線】の無駄を5歳さんのお宅から徹底的に省かせていただきます!
頭の中が散らかっていらっしゃる……。
髪の毛も爆発していらっしゃる……(笑)。
いらっしゃってないよ。これはパーマ(笑)!。
安心してください。私が来たのでもう大丈夫です。お部屋も頭の中もスッキリさせてみせます。そのかわり、覚悟してください!

一連のアドバイスを受け、すっかり、鬼に打ちのめされた5歳さん。気を取り直して、お片付けの作業に入りましょう。
まずは、アドバイスの通りに、持ち物を把握しながら”いるもの”と”いらないもの”を分けていきます。

使ってないけど、いつか使いそうなものとか、もったいなくて捨てられないんですけど……。
そういう場合、替えがきくものは手放して大丈夫です。そして、いつか必要なときが来たらまた買ってください。でも、その”いつか”はほとんど来ません。来た人を見たことがありません(笑)。家にゴミを置いているのと同じです。5歳さんはゴミに家賃を払っているようなものです(笑)。
結構、厳しいですね(笑)。
あと、子どもの作品はどうしたらいいんですか? 捨てるに捨てられなくて、溜まってしまい、どうしたらいいか分からないんですけど……。

気持ちは分かります。例えばクリスマスなどのシーズンものは、そのシーズンに合わせて飾りましょう。飾ることや使うことで、手放すことへの後ろめたさを感じにくくなります。やってみてください。シーズンもの以外のものも同様に、飾ったり使ったりして、定期的に見直してみてください。写真に収めておくと、あとで振り返ることができるのでおすすめです。
なるほど……。
(5歳さん、今、写真に撮らないで捨てたような……)

テーブルの上にモノが溢れているように見えますが、”いるもの”と”いらないもの”がどんどん仕分けられています。
収納用品、百均でなんか適当に買ってきましょうか。
適当に買わないでください!きちんと収納用品を置く場所と何をいれるかを考えて、計画的に買ってください。適当にその場しのぎの収納用品を買うと、全体的に合わなくなって、結局合わないまま使い続けるという、ツギハギの生活になるんです。
ツギハギの生活……(笑)。
そうです。ツギハギの生活です(笑)。
2回も言わなくても(笑)。
上野さん、”ツギハギの生活”って言葉、気に入ってませんか?
実は、言ってて気持ちよくなってました(笑)。でも、確かにこの家のリビングには、収納スペースが少ないと思います、今回、収納用品については、私が検討して提案するので、参考にしてください。
少し片付いてきたところで、一旦お昼休みにしましょう。
そして食事に出かけるついでに、収納用品を買いにニトリへ行くことになりました。

リモコンスタンド欲しいんですけど、ニトリに売ってますか?
あはは。そりゃ、あると思いますよ(笑)。
何、笑ってるんですか。
そりゃ、あると思って(笑)。
なんか、上野さん、ちょいちょい小馬鹿にしてきますよね(笑)。
そんなことないですよ(笑)。
ただ、そりゃ、売ってるでしょうって(笑)。
なんですか、その「そりぁ」って(笑)。
売ってます。リモコンスタンド、ニトリに売ってます(笑)。
上野さん、なんで半笑いなんですか(笑)。
でもリモコンスタンドがあればそこに戻すようになりますよね?
そうですね。リモコンの指定席ができれば、戻すようになると思います。
──実は、出かける前にカウンターの下を計測し、ニトリのサイトで収納用品の確認をしていた上野さん。すでに目星の商品が決まっていました。
今回はカウンターの下に2段ボックスを置き、その中に収納ボックスを入れます。収納ボックスは適当に買うのではなく、何を入れるか考え、必要な数だけ買ってください。

5歳さんが何か見つけたようです。
僕、こういうマガジンラック欲しかったんです。

いらないです(笑)。
(3人爆笑)
え、いらないですか(笑)?
現状はいらないですね(笑)。
こんな感じで、本を入れたり……。
どこに置きたいのですか?
(回答に困りつつ)……こう……トイレに置きたい……かな……。
トイレはできるだけモノを置かないようにしてください。
はい……(マガジンラックを買うのをやめる)。

5歳さん、うなだれてますね。
前から、マガジンラックがあるといいなって思ってたんです(笑)。

いらないです(笑)。

結局、上野さんが提案してくれた収納商品と5歳さんがどうしても欲しかったリモコンスタンドを購入しました。家に戻って作業再開です。
”いる、いらない”と整理したものを、今度は細かく分類します。分類が終わったら、最後は収納です。収納場所を決め、モノの居場所を明確にします。全てのモノに定位置を決めておけば、何も考えず決まった場所へ戻すだけなので、散らかったままになることはありません。片付かないのは定位置が明確になっていない場合がほとんどです。
おお。

なんだかモノが減ってくるとホコリが気になってきますね。
そうですね。散らかっているとすぐに掃除ができないので、ついホコリが溜まっていきます。ホコリが舞ってますね。少し窓開けていいですか?
す、すみません。上野さん、ホコリに対して敏感ですね。
え、ホコリが好きなんですか(笑)?
好きなわけないじゃないですか!
好きで集めてるのかと。集めてたら勝手に捨てたら悪いじゃないですか。
そんな人いないです(笑)!

と言いつつ、当初、全くホコリを気にしていなかった5歳さんもホコリが気になってきたようで、掃除機をかけていますね。
自分の中で意識が変わってきたのが分かります。今は気になる部分がどんどん出て、自分から進んでやりたいって感じです。
大事なのは、その意識の変化なんです。
整理収納し、部屋を整えた結果
では、整理収納アドバイザーの上野さんのアドバイスにしたがって整理収納を行った結果を見ていきましょう。テレビや雑誌でいうところの『アフター』ですね。

鬼に打ちのめされっぱなしだった5歳さん(なぜか帽子)に笑顔が戻ってきた。
片付いている家はやっぱり気持ちがいいですね(笑)。
最初リビング入った時、空気よどんでましたもんね。
よどんでたとか言わないでください(笑)。
そこで毎日生活してる人間の前で!
ダイニングの照明、オシャレだったんですね。今まで片付いていないことに気を取られて、照明なんて目に入らなかったです。
そうなんですよ。あ、照明、ホコリが付いてますね(拭き出す)。
5歳さん変わりましたね(笑)。
テーブルの向きを変えて、カウンター下が見事に生まれ変わってますね!!


リビング・ダイニングにあったものは、ほぼここに収納されています。
今回は、薬類、文房具、裁縫道具、コード類、工具類、などに分類しました。分類に決まりはないので、使う人が分かりやすいように分類するようにしてください。まだスペースに余裕があるので、ここにお子様それぞれのスペースを設けて、自分の物を自分で管理してもらってもいいかもしれません。

なるほど。自分のスペースを与えることで責任感を持ってくれるかもしれないですね。
ちなみに、ここで整理収納前のカウンター下の画像をどうぞ。

(3人爆笑)
いやあ、恥ずかしくなります。

見事にスペースを殺していますね(笑)。

言い返せない……。
まとめて『アフター』の画像です。



リモコンスタンドも活用されています。
さて、作業が終わり、すっかりリラックスの5歳さん、ただいまの心境をどうぞ。

もうハジきをしなくても、どこを撮っても大丈夫ですね。
ソファの方でも写真を撮りましょう。

いいじゃないですか(なぜ帽子? 編集上のつながりが……)。
正面からも撮っていいですか。
いいですよ。もうどこからでも撮ってください。

奥の部屋、来た時のままですよね(笑)。
奥の部屋はまだ手付かずです(笑)。
上野さん次もお願いしていいですか?
わかりました。こちらこそ、よろしくお願いします。
上野(5歳公認)と名乗っていいですか(笑)?

5歳(嫁公認)みたいに使わないでください(笑)。
今回でた不要品は、なんと6袋。

このゴミの中で生活してたってことですね(笑)。
そういうことになりますけど、わざわざ言わなくて、よくないですか(笑)?
最後まで鬼ですね(笑)。
5歳(嫁公認)さん宅をお片付けする(リビング黎明編)完
次回『5歳(嫁公認)さん宅をお片付けする(未来編)』へ続く
今回、ご協力いただいたのは、整理収納アドバイザー MotherJAM 上野景子さんでした。ありがとうございました。
観ない観光【PR記事】

スウェットなんて男も女も同じ素材だろうに、女の子の着ているスウェットの触感ってどうしてあんなに欲情させるんだろうな。
NETFLIXオリジナル映画『バード・ボックス』presents 『観ない観光 目隠しで巡るバスツアー』に参加してきた。
映画『バード・ボックス』の詳しい内容は割愛するが、要は、いろいろあって、目隠しをして冒険する的な話、で、今回はその映画『バード・ボックス』にちなみ、目隠しをして観光するという企画。
深夜、僕が自宅で寝ているとチャイムがなり、玄関を開けると、そこに立っていたのはアルファツイッタラーさん。
「パスポートを持って」と言われるままに、アイマスクと大音量のヘッドホンをつけられ、ワゴン車へ、車内は、すでにすし詰め状態……。
ということはなく、自分の足で地下鉄に乗って、某日午後1時に渋谷駅前に集合。
ネットでは交流のあったが、今回初めて会う方々に挨拶をする。
「どうも、猫ですー」と、いつになっても、なんともむず痒い挨拶。思わず猫背になる。インターネットの弊害。
渋谷のスクランブル交差点で目隠し
ガイドさんに連れられ、渋谷駅前のスクランブル交差点を渡り、TSUTAYA前で渡されていたアイマスクを着用する。
電光掲示板から流れる大音量の音楽、街宣車からのスピーチ、車、バイクの音、雑踏、周囲の人々の話し声、その中に紛れた普段人混みの中では気が付かないささやかな風の音。
普段、都会の騒音をどれだけ無意識にシャットアウトしていたのか、実感させられる。
僕はこのときまでは、心に余裕があった。
観ないレストラン

バスで移動しレストランへ着く。
こうばしい香りが漂う薄暗い店内を歩き、席につく。
ここで、アイマスクを着用するよう指示がされる。
シェフから料理の説明がされる。
この時、僕は、宮沢賢治『注文の多い料理店』を思い出していた。
前菜は『触覚の野菜スティックとパン』。
アイマスクをしているので、当然、手探りでテーブルの上を確認。
ひんやりとした皿の上に2つのパンがあるのを指先で見つけた。
そのさきに、4つに区切られた皿に盛り付けられた4種類の野菜。が、あるはずなのだが、ない。ないのだ! どこだ。俺の前菜!!
ところが単にまだ配膳されていないだけだった。
実に単純なことであったが、視覚を閉じるということは、こんな単純なことでも混乱を招くのだ。
で、配膳された皿を改めて確認する。
一番右から、ああ、この形は、アレだな。そのとなりは、うんうん、で、そのとなりは、あー、で、一番左が、ん? ない???
え、4つあるうちのおれの前菜、1つ足りなくね? 3つしか皿にのってない。シェフの説明では4つの野菜がのっているはず……、いや、これは、4つといいながら、本当は3つというトリックなのか? でも、参加者は誰もそんなことを言っていない。どうやら、他の参加者はシェフの説明どおり皿に載せられているようだ。いやいや、でも、おれの皿にはどう確かめても3つしかない。え、なにこれ。隣の席では5歳さんが談笑しているのが聞こえる。
(5歳さん、楽しそうに談笑してるけど、実は俺の前菜1つ盗ったな!! ゴサイサン、ワルイヒトネ!!!)
怒りを堪え、それでも前菜の皿の周りを手探りで確認すると、野菜スティックが1本あった。どうやら、何かの拍子で自分で皿から落としていたらしい。
(うわぁ……、5歳さんやスタッフに変なこと言わなくて本当に良かった。こんなに世話になっているのに、なんでこんなことを思ってしまったんだ。俺という人間は……。ママ、ごめんよ……)
いきなり、人を疑ってかかるのはよくない、と自戒した。
しかし、言い訳をさせてもらうなら、視界が遮られることにより疑心暗鬼になってしまったのだ。光がなくなることで醜い心が現れたのだ。
「いや、お前の醜い心、簡単に現れすぎだろ!」
我ながら、そう思う。
”割り勘負け”という言葉がある。
飲み会なんかで、あまり飲まない、食べない人が割り勘で損した感じになることだ。
そういうことでいうと、僕は”割り勘勝ち”する側なのだが、勝てばいいというものでもない。
いい大人になっているにも関わらず、たまにガツガツ飲んで食べて、ということをしてしまう。これは、すごい恥ずかしいことだと思う。
『千と千尋の神隠し』だったら、絶対に序盤で豚。
しかし、参加者全員アイマスクをしているので、どんだけがっついてもその様子を見られることがないので、恥ずかしくない。
こんな卑しい心の持ち主は豚にされて当然である。俺のことだけど。
あとあと考えてみれば、スタッフの方々はアイマスクをしていないので、恥ずかしい食べ方をしていたら、恥ずかしい食べ方を見られていたし、参加者がアイマスクをしていることに乗じて、誰かになにかしようものなら、えらいことになっていた(なんてことを考えているんだ、俺は)。
そして、肉が焼け油がはねる音、ガーリックの香り。
メインの神戸牛のサイコロステーキの準備が進められている。
湧き上がる高揚感。
この高揚感はあれに似ている。
そこは薄暗いホテルの一室、念願の彼女が言う。
「先にシャワー浴びてくるね」
静寂が満ちた部屋に溢れるシャワーの音はこれから始まる物語のプレリュード。なんだそれ。とにかく、高揚する。
メインの料理がテーブルに運ばれる。
サイコロステーキを口に入れる。
口に入れた瞬間の違和感。
舌の上で脂が溶け、いわゆる、噛まなくても全然イケる、つう感じだが(まあ、そもそも、普段から早食いであんまり噛まないで「食べ物は全部喉越し」とか言っているので、大抵のものは”噛まなくても全然イケる”のだが。”のだが”ってこともないが)、口に入れた瞬間の違和感を探るため、2つ目のサイコロステーキを口に入れる。
美味しいし、僕でも『高級な肉』ということは分かる。
しかし、視覚を遮り、嗅覚と聴覚に頼って『想像していたステーキ』と『口の中のステーキ』の触覚と味覚が異なり、脳が混乱し、ここでも、(あれ、これって俺だけ?)と心の中で不安になった。何を言っているか分かりにくいと思うが、要は『肉が焼け油がはねる音とガーリックの香り』からは離れたものを口の中で感じた。
念のためにいうが、この”違和感”は美味しさを否定するものではない。
食後には脳内ブレンドするコーヒーが提供された。
まずは、コーヒーを一口飲む。
「普通に美味しい」
そういえば若い時かなり年上の上司に「普通に美味しいです」って言ったら、「普通ってなんだよ!! 美味しいってのは、普通以上だろうが!!」と言われ、カッとなった僕が気がついた時に、握っていたのは血だらけになったハンマー。そして、横たわる上司……、ではなく「一言に美味しいといっても、いろんな美味しさがあるじゃないですか。例えば、奇をてらった美味しさもあれば、高級がゆえの美味しさもある、逆に庶民的、家庭的な美味しさもある。そういう意味では、この場合の『普通に美味しい』は”直球でおいしい”という意味に近いのかもしれないですね」と答えたら、苦虫を噛み潰した顔をしていたのを思い出した。なんで今。
視覚を遮ると、頭の中を普段思い出さないようなことが過る。
そして、次にとある香りを染み込ませたスティック状の厚紙の香りを嗅ぎながらコーヒーを飲む。
うわー。コーヒーの香りが……、あれ、これ、バニラ? キャラメル? チョコレート……ではないよな?? あー、キャラメルマキアート??? いや、なんだろ。正直、香りの変化は分かっても、その”答え”がなんなのか分からなかった……。
観ない散策

最後は、観ない散策。
バスを降り、閑静な住宅街を歩くと、そこに着いた。
アイマスクをするようアナウンスされる。ここからは視覚を塞いだ状態で散策するという。とはいっても、ただ目隠しをして歩く、というものではなく、参加者はスタッフの服の一部を掴み歩く形でアテンドされる。
この時、僕は、たまたま参加者の列の後ろの方にいたのだが、その間、ずっとアイマスクを着用し前の人が進むのを待っていた。列の先のほうが進んでいる気配がする。
どれくらい待っただろうか。もう10分は待った気がするが、もしかするとそれ以上かもしれないし、2〜3分だったのかもしれない。
確かめようがない。
不安になってきた。
周りに他の参加者やスタッフはいるのだろうか?
スタッフが参加者をアテンドしているはずだ。
もしかしたら、なにかの間違いで僕だけここに放置されているなんてことはないだろうか。不安になってきた。
ああ、なんだろう。この不安。
夏休み途中の登校日に、誰にも会わずに通学路を歩いているうちに学校付近まで来てしまい、「え、今日、俺、間違えてる!?」に近い不安。
実は、先程のレストランで「ここが最後のお手洗いのポイント」と伝えられていたが、私は行かなかった。
ここに来てお手洗いに行きたくなってきた。
アイマスクを外して周囲を確認したい。
いや、アイマスクの着用を指示されている。
これを破ることはできない。
ここでアイマスクを外したら企画を台無しにしてしまう。
不安。葛藤。尿意。不安。
「お客様、少し前へ出てください」とスタッフの声がした。
ああ、よかった。
他にもまだ参加者がいて、スタッフもいる。
「お客様、手を出してください」
ようやく、自分の番かと思い手を出すと
「いや、お客様はまだです」
ズコっ。いや、ズコっという表現では少し軽い。
実は正直、若干寂しい気持ちになった。でも大丈夫だ。僕は大人だから。
ああ、それから、どれくらい待っただろうか。
暗闇の中、孤独と尿意への不安が募る。
僕は、暗闇の中でいろんなことを考えた。しかし、どれも意味のないことだったし、誰かに言うべきことでもない。
「どうぞ」
ようやく僕の番が来た。
アテンドしてくれる女性スタッフの声で分かった。このスタッフは有村架純似に違いない。
視覚を塞いだ僕の全神経がそう伝えている。
男も女も着るスウェットは同じはずなのに、女の子の着ているスウェットってどうしてあんなに欲情させるんだろうな。
今、僕の全神経は指先で掴んだ彼女のスエットに集中している。
そこから先は、何も覚えていない。