お片づけプレゼント企画(リビング・ダイニング編)
──こんにちは。年始より年末が好きな哲学猫です。
参考記事
子育て中のママさんは何かと忙しいもの。そこで、そんな忙しいママさんに“お片付け”をプレゼントして家族みんながハッピーに、という今回の応援企画。
前回に引き続き、整理収納アドバイザー MotherJAM 上野景子さんを中心に、なんと今回は、前回お宅を片付けた5歳さんがお片付けのアシスタントに!
【新春🎍お片づけプレゼント企画🎁】
— 5歳(嫁公認アカウント) (@meer_kato) January 5, 2019
子育て中で部屋を片付けても、片付けてもおもちゃで散らかしてしまって、いつしか片付ける気力もなくなってしまったという方にお片づけをプレゼントします!!部屋の状態は心の状態!!
2019年をスッキリとした気持ちで始めませんか?
↓↓↓詳細はこちらです pic.twitter.com/GCD4ORkrV2
もはや1月も半ばが過ぎた今が新春かどうかはさておき、今回の企画に当選したコバヤシさん一家はパパ、ママ、長男(4歳)、次男(1歳)の4人家族。お片付け場所の希望は、家の中心である2階リビング・ダイニングとのこと。ダイニングでは、在宅ワークをしているママがパソコンも使います。
まずは事前のヒアリングをもとに、現場を確認しつつ打ち合わせを行います。
現場でのヒアリング
リビング・ダイニングに関して悩んでいることはありますか?
シンプルでスッキリと、生活感を減らしたいです。あとオシャレだと思ってリビングに置いた棚の圧迫感も気になっています。
広い家具屋さんで見た印象と部屋に入れたときの印象が変わってしまうのは、ありがちですね。ちゃんと計測しましたか?
計ってないです。見た目が気に入って(笑)。
……(苦笑)。
怖い...…。
大丈夫ですよ!
この空気、まだマシな方です。『お片付けの鬼』なので。
他にお悩みはありますか?
おもちゃが片付かないんです。片付けても片付けても散らかるんです。
わかりました。ちゃんとお子様が自分でおもちゃを戻せるようにしましょう。今日の流れとしてはまず『いるものといらないものに分類』します。次に『いるものを使いやすいように分類』します。最後に『収納』です。収納する際にものを片付ける場所を決めて行きます。
よろしくお願いします。
そして、生活スタイルを確認し動線を考慮しつつ、家全体を無駄なく使うことを考ましょう。
さきほど1階を見せていただきましたが、1階は、書庫兼衣装部屋という使い方をされているようですが……。
はい。そうです。
なんでダイニングの椅子にコートがかかってるんですか?
えっ?
出かけるときも帰ってきたときも、外で使うモノは玄関の近くにあったほうがいいと思います。
たしかに。
我が家も同じような間取りですが、コートは1階を定位置にしています。
でも、お子様が小さいので、メインであるリビングで支度をした方が効率的な場合もあるので、お子様のコートだけは、2階に収納できるよう考えてみましょう。
あと、リビングの椅子にコートをかけると“実家感”が出ます。
実家感(笑)。
まず、奥様はダイニング後ろの書類や仕事関係のものを、旦那様は、おもちゃの分類をお子様と一緒にお願いします。上のお子様は4歳ですよね。もういるものといらないものは分かります。分類ができれば片付け場所も自分で考えて分かるようになります(きっぱり)。
ダイニング兼仕事スペース
まず、全部出して、いるものといらないものを分けましょう。
書類スペースに入っていたこの小さい土鍋なんですか?
独身時代に使っていた独り用の鍋なんです。
今は何人家族ですか?
4人です。
と、いうことは?
使ってないです。捨てます…
ファイルボックスの無印良品のシール貼ったままですが、意味があるんですか?
いや、いつか剥がそうと……。
それは買ったときですよね。もしくは今です(笑)。
私の感覚だと、ユニクロのサイズのシールを貼ったまま着ているようなものです(笑)。
恥ずかしい(苦笑)。
レシピのスクラップが出てきましたがどうしますか?
ノートに貼ったりしますか?
……。
ママさんフリーズしちゃったじゃないですか(笑)!
なんて答えたらいいのか、分からなくなって……。
とにかく、捨てます(笑)。
ご自分がどうしたいかを考えてください(笑)。
必要なら無理に手放さなくていいんですよ。
(そっちが正解だったのかという顔を一瞬する)
いや、捨てます(笑)。
いいですね(笑)。話が早い。
この書類スペースの新聞紙は資料か何かですか?
いえ、いざというときに新聞紙があると便利かなと思って取っていました。
新聞紙ってなにかと使えますよね。でも日付が3年前ということは、いざというときがその間なかったという……。
なかったみたいです(笑)。
捨てましょう(笑)。
いるものだけをどんどんテーブルの上に出していってますけど、本当に片付くんですか?
大丈夫です。モノの量はそれほど多くないと思います。
リビングのお片付け
一旦、全部だして、いるものといらないものを分けていきましょう。ちなみにこういう作品系は、飾って、終わったら、写真を撮ってさようならをすればいいんですよ。
私の受け売りですね(笑)。
人の成長をディスる人いないですよ(笑)!
成長は褒めて下さい(笑)!
上の子のおもちゃは電車がメインですね。
プラレールがこんなに! 他の電車もある!
電車関係が多すぎて困っているんですよ。
では、プラレールとその他の電車と分けましょう。
プラレールで遊ぶときはプラレール、他の電車で遊ぶときは他の電車というように、一緒に出す必要はないと思います。そのほうが遊びやすいし、片付けやすいですよね。
なるほど、電車で分けるだけじゃなくて、もう一段階分けるともっと使いやすくなりますね。下の子のおもちゃは分類しづらいんですけど。
それほど量が多くないので、このままでいいでしょう。今使わなくても、これから興味をもったりする場合もありますから。
おむつの袋、そのまま使っているんですね。
えっと、はい。
おむつの袋を? そのまま? 入れ替えたりせず?
なんとなく.....
おむつの袋はおもいっきり、生活感でますよね?
……はい(笑)。
──プラレールが大好きな長男くん、見事にいるいらないを分別してくれました。プラレールの袋も宝物です。
大人から見たらただの袋でも、本人にとって大事なモノなら、その意識を尊重するべきなんです。そうする事で、自分のモノに責任を持てるようにもなります。
ねえ。もうプラレール出していい?
──『お片付けが終わりました』って写真を撮ってからにしようか(笑)。
大人の事情(笑)!
棚とTV台のホコリが気になるので掃除機かけますね。
さすが『ホコリ王子』。
「ホコリが大好き」みたいな言い方やめて下さい。嫌いですから。
うわ! のし袋が出てきましたよ! お金入ってるじゃないですか!!
あ、引っ越し祝いだ! 全然忘れてた!
お片付けをするとお金がでてくることは、意外とありますよ(笑)。
さてリビングの方は整理と分類が終わりました。棚の圧迫感が気になるということなので、少しレイアウトを変更します。そして収納です。
ダイニングの収納
書類の山を前にせっせと分類するママ。テーブルが見えてきて、笑顔が戻ってきました。
ところで、紙袋が多いですね。こんなに使いますか?
本を貸し借りしたりするのに使ったりします。
こんなに?
いや、こんなには(苦笑)。
そもそも書庫が1階なので、本の貸し借りなら紙袋は1階でいいですよね。
はい(苦笑)。
完全に刑事(デカ)じゃないですか。取り調べですよ(笑)。
あと立派な保冷袋ですけど、使用頻度はどれくらいですか?
バーベキューで使います。冷蔵庫から食材を入れて持っていく用です。
年に数回ですよね(笑)? 置き場所はここでいいのでしょうか?
笑顔で圧が(笑)。
アウトドア用品のグループですよね。
ですね(笑)。一階に置きます。
では、分類した書類関係を収納していきましょう。リビングにあった3段ボックスはこちらで使います。
本当に全部収まった! というか、まだスペースがある(笑)。
ブランケットは使っていますか? では、椅子にかけず、ここに(空いているスペース)を定位置にしましょう。というのもスペースがあると『とりあえず置いておく場所』になってしまうんです。で、そこから散らかってしまう(笑)。
あー(笑)。置きたくなります。『スペース』はつくらないほうがいいんですね。
お片付け完了
さて、収納も終わりました。全体を見ていきましょう。
圧迫感のあった棚は、2つに分け、横置きにしました。中身は服とおもちゃに分けています。この方が、ダイニングでママが仕事をしながらでも、子どもの様子を見やすいというのと、コンセントの位置の関係ですね。おむつのストックは1階に置きました。いかがでしょうか。
すごいです! 棚の圧迫感が全然ない。
生活感の原因はおむつの袋だったんですね。
──では、まとめて、ビフォーとアフターを見ていきましょう。
リビング ビフォー
リビング アフター
ダイイング&仕事スペース ビフォー
ダイイング&仕事スペース アフター
引っ越し以来ずっとなんとかしようと思いつつ、先延ばしにして今日まできてしまったんですけど、今回はいいきっかけになりました。思い切って整理しようと背中を押してもらえたのと、分類も上野さんのサポートがなかったら自分ではできなかったと思います。色んな片付けのノウハウも教えてもらったので、この状態をキープしつつ、他の部屋も片付けていきたいと思います! 今回の企画に応募して本当に良かったです! ママ友にも紹介したいです!
紹介割引もありますのでぜひ(笑)!
──ちなみに、前回5歳さんの家を整理収納したときは、ニトリに収納用品を買いにいきましたが、今回はすべて自宅にあるモノを使いました。
片付けって本当にスゴイんですね!!
本当にありがとうございました。
今回も、ご協力いただいたのは、整理収納アドバイザー MotherJAM 上野景子さんでした。ありがとうございました。
──ちなみに、後日談ですが、お片付けした状態をキープしているそうで、おもちゃが片付けられなかった4歳の長男くんも、片付ける場所がきちんと分かったようで、パパさんが少し促すだけで、きちんと片付けられるようになったそうです! 素晴らしい!!
〈文・哲学猫〉